はじめに
UnityにはunityroomのようなWeb環境で実行できるビルドオプションがあります。
通常この方法のビルドを行うとVisualEffectGraph(VFXGraph)が使用できないのですが、最近はWebGPUというものを使用してWeb環境でもVFXGraphを使用することができます。
サンプル
Unityの中の方がテストビルドをunityroomにて公開されています。
※何も表示されない場合はブラウザが対応していないと考えられます
環境
Unity6000.0.32f
WebGPU
ブラウザ:Chrome、Edge
※Firefoxは記事執筆時点で非対応(設定の問題かも・・・)
設定
WebGPUはexperimental(実験的)であるため、ビルドするにはProjectSettingsをテキストエディタで変更する必要があります。
プロジェクトフォルダ > ProjectSettingsフォルダ配下にあるProjectSetting.assetをテキストエディタで開きます。
webGLEnableWebGPUという項目があるのでこれを1にします。

この状態でProjectSettings > Player > OtherSettingsでAuto Graphics APIのチェックを外すとWebGPUが選択肢として表示されると思います。

これをWebGPUだけの状態にして、ビルドするとVisualEffectGraph等がWeb向けのビルドでも使用できるようになります。

なお、前述のとおり一部ブラウザは標準で対応していない場合もありますので、上手くいかない場合にはブラウザ側も疑ってみてください。
上で提示したサンプルのコンテンツが表示されているかで、ブラウザが対応しているかは判断できると思います。
さいごに
VFXGraphは個人的にはPerticleSystemよりも簡単だと思っているので、これが使える環境はありがたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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