はじめに
Rigifyというアドオン(エクステンション)を使用すると、キャラクターを動かすためのRigを追加することができます。
色々便利な機能があるのですが、初見ではどのようなことができるのか分かりづらく、またRigを作成する記事は多くあるのですが、動かす記事があまり見当たらなかったので、自分の備忘も踏まえて記事に残します。
本記事は手の操作に関してです。
指を曲げる
手のリグを見るとこのように各指に沿って制御ボーンが存在しています。

これを触れば制御できるというのは想像に難くないのですが、実際に動かしてみるとこのように根本しか曲がりません。

じゃあどうやって他の関節を曲げるのかというと、スケールを変更することで曲げることができます。

上記の方法だと連動した制御しかできませんが、個別に関節を制御したい場合にはRigLayersのパネルからFingersの下にあるDetailをONにすると、個別の関節制御用の緑のリングが表示されるので、これを使って個別に制御することもできます。

ちょっとしたコツ
指の制御を一本一本やるので、まとめてやりたくなると思いますが、複数選択してSキーでスケール調整を行うと下図のように、指と指の間の距離もスケールされて見た目がおかしくなってしまいます。

このような操作をしたい場合にはUI操作でスケールを調整すると下記のように各軸でスケールされるので、指の間の距離が保たれるようになります。

また、Sキーのショートカットを使う場合には上部のピボット設定から「それぞれの原点」を選択した状態でスケールしてやると、各指別々の原点で制御されるので、こちらの方法でも距離を保ったままスケールすることができます。


さいごに
手の制御って難しいですよね。私もまだまだ苦戦中なので、精進していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとございます。

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